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Roberto Carlos - Amigo 1974

女が勝って男が負ける国

日本時間7月8日午前、CONCACAFゴールドカップとFIFA女子ワールドカップ決勝が行われた。男子は宿敵メキシコと、過去3回優勝の女子は初の決勝進出を果たしたオランダと対戦。現地時間7月7日17時、まずパリのパルク・ド・プランスで女子サッカー世界一を決めるファイナル開始の笛が鳴った。スコアレスのまま前半を折り返すと、69分にアレックス・モーガンがPA内でコンタクトを受け米国がプッシングを主張。主審は今まさに話題沸騰中のVARでPKを与え、オランダのゲームプランを破壊した。主将メーガン・ラピノーがこれを右隅に決め、大会得点ランキング首位タイに並ぶ先制ゴールを奪う。

トランプ大統領から「愛国心が感じられない」と大会中に批判を受けた33歳のストライカーは、両手を大きく広げ「見たか?」と言わんばかりのポーズをとる。一気に均衡が崩れ、8分後には左DMFローズ・レイヴェルが中盤の底から大きなスペースを独走。オランダの最終ラインの前からミドルを決め2-0とした。接戦が続いていた米国だが、限られた時間帯に一気に畳みかける試合運びで挑戦者のオランダを退けた。そして、何の業界であれ世界一等賞であることを誇りに思う合衆国民は、これまで何度もやってきたように全米各地で大いに盛り上がったのである。「サッカー不毛の地?何それ?」と言わんばかりに。もうそんなレッテルを聞いたことのない世代も多いのだ。

現地時間7月7日21時15分、シカゴのソルジャー・フィールドで北中米カリブ海男子王者を決める決勝戦の笛が鳴った。これまで何度も繰り返されてきたように、米国の地でタイトルを賭けて行われた北中米クラシコは在米メキシコ人に簡単にホームジャックされた。しかし米国男子は合衆国民の援軍の少なさにも関わらず、ポゼッションとフィードにセットプレーも巧みに使い分けて、相手ゴール前で何度も決定機を作る。

チャンスの質で上回りながら米国が決められないでいると、73分にメキシコがパスワークから入れたクサビをロドルフォ・ピサロが流し、ドス・サントスが狙いすましたループシュートを米国ゴール左サイドネットに沈めた。残り時間を耐え抜いたメキシコは連覇を飾り、過去6回優勝の米国の追随を振り切って最多8回目の優勝を決めた。何の業界であれアメリカ人に勝つことを非常に喜ぶメキシコ人は、自分達が暮らす国であるアメリカの地で、自分達が暮らすことをあきらめた国の優勝を喜んだ。

ウーマンズ・チームが世界チャンピオンになった数時間後、メンズ・チームが北中米カリブ海選手権の決勝に敗れる。近年メジャーリーグ・サッカーが拡大を続け、サポーター文化も日増しに発展している米国男子サッカー界だが、それはあくまでもクラブチームの話。自国開催でヒスパニック住民にホームジャックされ、そして隣国に負ける。

それはアジア東部において1980年代頃まで目撃されていた現象で、「フザけんなよ俺たち先進国だぜ。あいつらと違って一流国だ。なんであんな奴らに負け続けるんだよ」とボヤく。「あんな奴ら」が負担する肉体労働で国が成り立っている現象は、今のところ解決が難しい。難しいことを考えたくない、簡単に気持ちよくなりたい。だから優勝の可能性が高い方を観に行く人が多い。


ポートランド・ティンバーズはじめメジャーリーグ・サッカー各クラブが、米国独立記念日を祝うツイートをした。なおポートランドのペルー代表アンディ・ポロは、3-0で勝利したコパ・アメリカ2019準決勝に途中出場している。政治の首都をホームタウンに持つDCユナイテッドは言及こそしないものの、7月4日の試合前に花火を打ち上げる告知をした。カナダの3クラブは2日前のカナダ建国記念日に関するツイートも出している。


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